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2007年1月28日 (日)

PALOPO現場の仕事開始(6) By 南果

◆1時間ばかり現場を歩き、それでも汗だくに
成ったので、川の水で入れた砂糖 (Gula) 大目の
熱いコーヒーが美味い、皆の鼻下にはコーヒー豆の
挽き粉が円を描いています。

◆お互い愛嬌のある顔を見て、笑い合う。

◆現場に立った現場主任は言う、明日から
穴掘り (mem-buat Lubang) をしますので、
人夫 (Buruh Kasar) を手配して下さい。

◆マカッサルの大学から派遣された研修生5人と
教授 (Guru Besar) は、興味シンシン(Dengan
Menarik Hati) 観ています。



◆工場予定地の周りに電柱を立てるのです。
現場主任は作業服 (pakai-an kerja)を着て、
自ら生丸太(gelondong-an Basa)を担ぎ(Pikul)
歩きます、イチ、ニイ、サン〈Satu, Dua, Tiga〉
とか、セイノーとか主任が発する掛け声は其の
日の中に大はやり。

◆しかし、大学生達は冷えびえした顔で観ています。

◆かなりの時間が経ってから、一人の学生が私に
聞きます。「アノ人はエンジニアー(Insinyur)
なのか?」そうだチーフ・エンジニアだと答えると、
そうかな? と言う顔で「エンジニアーは普通
ネクタイをして、事務所の机で図面を見て、人々に
指示すもので、丸太を担ぐチーフ・エンジニアー等
居ない」、「おかしいな?」と懐疑的(men-curiga-i)。

◆仕方なく、主任に事の事情を話しました。彼は
「良いですよ、こうしましょう、これから彼等と
構造計算のスピードを競い合いましょう、提案して
(meng-usul-kan) 下さい」。

◆彼らは提案を受け入れ嬉々とし(Dengan Senang)
て紙と鉛筆を持ち集まりました。主任は紙も使わず、
早速地面に数学 (Matematika) の問題を出しました。
学生も理解したようです。

◆用意ドン(Satu Dua Tiga)開始 (Mulai)、開始
して1分も経たぬ内、主任の計算は終わり(Selesai)
ましたが、学生達は時間が掛かっています。

◆やっと出た答が同じ (Sama2) で、学生達は笑顔と
成り主任と握手 (Jabat Tangan)、次の日から彼らも
丸太を担ぎ、セイノーの掛け声を出しています。

◆技術者の第2陣が着きました、現場では各班に別れ、
夜まで作業が続きます。

我々は国家間の賠償契約に基いて来イして居るので、
旅券 (Paspor) は公用 (Dinas) と成っています。

◆しかし、第1陣受け入れ後の移民局 (Kantor
Imigrasi) に於ける手続は面倒なものでした。社員の
言う潤滑油 (pe-licin=Licinは滑るで、pelicin
すべすべした物) が必要なのでは?

◆結局、日本からの土産物である御婦人用の夏物
生地 (kain) と、当時日本で流行だった花柄サテン地
に厚手の透明ビニールをカバーした物で縫製 (men-
jahit) したバッグを持って、移民局担当官宅へ。

◆担当官はH氏、彼は頬には縫い傷があり、しわがれ
声で威圧するので、居留手続に来る中国人達はかなり
恐れ (Takut) ていた。

◆私はその後も、後々の事を考え足しげく彼の家へ
通いました。

◆10年後程だったか、ジャカルタに居住しPeribumi
(血統も国籍もイ国人)の友人と市内を歩いていた時、
ばったり(Tiba2) H氏と会いました。H氏は私の友人の
親族(Famili)でした。

◆H氏のばつの悪そうな顔を思い出します。

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