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2006年6月 2日 (金)

長期為替予約 (4)投機とリスクヘッジの違い

将来的に円安となることを見越し、ドルの実需もない会社が
長期為替予約を行う場合は、明らかに投機で博打と言えます。

またドルの実需があっても購入代金の100%の長期為替予約
を行うのであれば、その場合もある意味博打と言えます。

ただ、日本の生産会社で年間1500万ドルのドルの実需があり、
設定予定の長期為替予約は毎月のドル購入額は30万ドルを限度
とするものであれば、年間360万ドルが長期為替予約のレート
を適用するようになり、年間のドルの実需に対して24%となり
これくらいの水準であれば、長期為替予約は円安となるリスク
を回避するためのリスクヘッジとなり得ます。

実際に上場会社でも長期為替予約をヘッジ手段として採用
しており、2001年の有価証券報告書から抜き出しただけ
でも41社採用しています。

経営者として更なる円高となることを想定して二の足を踏む
人も多いですが、ドル円の為替相場間を持っておれば、
うまく活用できる訳で、実際に活用している会社もある訳です。

特に日本マクドナルドは為替が$1=80円の時に長期為替予約を
行い、それを利用してその後のハンバーグ値下げの原資に
使用し、会社業績を伸ばした実例があります。

要は、原料を輸入する企業にとって、円安は常にコスト
アップ要因となりますので、そのリスクを回避する手段の
一つとして、長期為替予約を20−30%行うのは、
合理的な判断と言えましょう。

但し、前回の書き込みでも指摘したように、何時その設定
をするかは大きなポイントとなります。

現に私がサラリーマン時代に上申した2003年に長期
為替予約を行えば、$1=85−90円くらいで10年間
為替予約ができたので、そのようなタイミングを見計らって
為替担当者は経営トップにいい決断をしてもらえるように
上申することが肝要です。

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